名無し34歳の自分語り

妊娠~出産~子育てに関する備忘録です

一人で育てる覚悟がなければ、子どもは産んではならない

 

妊娠後、不眠(早朝覚醒)の傾向が強まっていたが、今週は特にひどかった。空腹感と不安感が原因で、朝早くに目が覚めてしまい、軽くて食べ、気持ち悪さを感じながら、ネットを見て、日によっては仕事を進めた。つわりによる不快な諸症状は収まらない。むしろ食事後の後味のまずさ・喉の渇きと便秘は悪化した。糖分の多いものを食べると悪寒を感じ、便秘薬を服用すると軽い吐気に襲われ、冷や汗が出る。悪寒や冷や汗はしばらく経てば収まるが、何とも不快だ。いくら検索しても、自分とまったく同じ症状で苦しんでいる人は見つからず、血液検査の数値に異常はないが、「低血糖症」または「糖尿病」が疑われる。

味覚異常は、妊娠をきっかけに発症した病気ではないのか、胃腸の不快は、もともとの持病が悪化したもので、適切な治療を行わないと完全には解消しないのではないか。とにかく辛い。往復の通勤電車内で熟睡している時間以外、常に不快感をつきまとわれ、終わりのない焦燥を感じる。

●ホットエントリー入りした記事の補足

ここ数日間の不眠の原因は、「はてな匿名ダイアリー」に投稿した記事への反響もあるだろう。当初はほとんど反応がなかったが、少し時間が経ってからトラックバックやブックマークが増え、ホットエントリー入りした。さまざまなアドバイスは参考になったが、攻撃的な批判のコメントはやはり重い。

 

・無理なことを言われた話

 

2014年6月14日時点で、ブックマークは392、ツイート数は354に達した。Facebookの「いいね!」は少ない。ちなみに、このブログにもほぼ同じ内容の記事を掲載したが、こちらはほとんど読まれていない。

はてブ数は、自己最大。もしかしたら生涯最大になるかもしれない。しかし、「シングルマザー」と誤読され、他にも状況がわかりにくい、文体がイラつくといった指摘を受け、何度も推敲したにも関わらず、ひとりよがりな文章になっていたと反省した。該当部分を修正しようとも思ったが、Twitterやコメント欄で引用されていたため、あえてそのままにした。

 

今の日本で、一人で生きていこうと思うならば、やはり子どもは重荷だった

 

 このブログでも書いた通り、現状は、低収入×2の「フルタイム共稼ぎ」で、収入は同じ大卒の夫より、自分のほうが多い。差額は、税込みの額面で、ここ数年は70万前後。最も多い年は、100万円の差があった。共稼ぎをやめると、収入は半分以下となり、生活保護と同程度の水準になる。

今の日本で、子どもは富裕層しか手に入れられない「贅沢品」。子どもを産み育てるためには、今の収入を保ち、生涯、共稼ぎを続けることが不可欠だ。子どもに教育費を投じられるかどうかは、世帯主である自分の収入にかかっている。正確には、下記のように書くべきだった。何らかの理由で、誰もがシングルマザーになる可能性があり、一人で産み育てる覚悟がなければ、決して子どもを産んではならない

「夫は収入が少なく、妻子を養ってくれない(そもそも養う気がない)。配偶者をあてにせず、自分一人の収入で生きていこうと思うならば、やはり子どもは重荷だった」

もう1点、給与水準の矛盾について。無意識のうちに、自分と夫の話が混じってしまい、指摘されるまで矛盾に気づかなかった。配偶者との年収の差は70万だが、勤務時間の差は、少なく見積もっても年間400時間以上。通勤時間を含めると、年間600時間も違う。時給は同程度で、むしろ夫のほうが高い。600時間は、1日に換算すると約50日。あまりの自由時間の差に唖然とする。しかし、夫の収入では、一人暮らしすら厳しく、結婚した場合、共稼ぎでなければ生活できない。対して、自分の収入なら、切り詰めれば、片稼ぎでも何とか生活できるだろう。

  • 勤務時間は短い(労働基準法で定めた8時間+α)が、一人暮らしできるだけの収入が得られない会社→夫の勤務先
  • 勤務時間は平均12時間前後と長いが、貯金できるレベルの収入が得られる会社→自分の勤務先

さて、どちらがいいだろうか? 副業禁止規定がなければ、これからの時代は、ワークライフバランスワークシェアリングの観点から、前者のほうが好ましいだろう。実際には、厳格な副業禁止・業務持ち出し禁止規定があり、もっと稼ぐには、給与水水準の高い会社に転職するしかない。過去には、「妻子を養えない」という理由で転職した人もいたそうだ。

新聞やマネー系媒体の記事では、ここ数年、「モデルケースの場合、夫婦2人分の厚生年金の平均受給額は22万円」と紹介されている。実際、亡き父は、生存時(2000年代後半)、同程度の金額の厚生年金を受給していた。年金受給者は、別途、国民健康保険の保険料を支払わなければならないため、一概には比較できないが、夫の手取り月収の平均は、いまだに父の年金受給額を超えたことがない。私は数年前から超えたが、社会人として働き始めてから数年間は、父の年金より少なかった。フルタイムで働いても、手取りは年金以下という現実。子育て世代ではなく、高齢者の社会保障に偏った政策が抜本的に是正されない限り、少子化はますます進むだろう。

正確には、朝6時台に起床し、約90分かけて通勤し、昼はコンビニなどで買ったおにぎりまたは栄養補助食品と、個食タイプのヨーグルトを食べ、空腹感を感じたら、チョコレートや安いクッキー、ミニようかんなどを口にする(今はつわりによる味覚異常のため、ドライフルーツ以外の甘い物はほとんど食べていない)。仕事は21~22時過ぎまで続け、早くて22時台、通常は23時台に自宅に帰宅する。妊娠判明後は、できるだけ早く出社し、早く帰宅できるよう心がけ、以前より1時間程度早く帰宅している。

結婚前、実家にいた頃は、「家にいたくない」という理由で、朝7時台に家を出て、終電間際の電車に乗り、翌日1時過ぎに帰宅していた。いま思えば、若かったと思う。20代後半は仕事一色で、「ひとりよがり」という上司の忠告の意味がわからず、ただひたすら、時間を費やした。

相変わらず、ひとりよがりかもしれないが、仕事を通じ、世の中の役に立っていると自負している。私的な体験や感想に基づくネット上の書き込みも、同じように誰かの役に立っているはず。「本人の中で優先順位が定まっていない」という指摘を見かけた。経済的な状況を考慮すると、どうしても、1.自己満足、2.お金、3.健康という順になってしまう。はてな村の論調に影響され、少子化を問題だと感じたこと自体、人生最大の判断ミスだったかもしれない。

実母は頼りにならず、むしろ重荷になっている(少し前に妊娠を伝えたが、案の定、予想した通りの反応だった)。倹約のため、あえて人付き合いを避けてきたため、親しい友人はいない。育休を取得した同じ部署の同僚は1人のみ。自分が死んでも、悲しむ人は、夫と実名のTwitterをフォローしてくれている数名だけだろう。生きるモチベーションは自己満足。第三者から客観的なアドバイスをもらっても、変わることはできない。だから「無理」だと思った。仕事だけが生き甲斐だから。