名無し34歳の自分語り

妊娠~出産~子育てに関する備忘録です

痩せすぎ、働き過ぎを指摘される

産婦人科の受診記録(妊婦健診)の続きです。初期から中期にかけ、トラブルが発生しなければ、診察の間隔は3週間に1回です。

 

2014年5月17日(土):妊娠12週目/自費診療+補助券(妊婦健診第2回)※便秘薬処方

初対面の非常勤の医師に、開口一番、「痩せ過ぎ」だと指摘された。現状より、出産までに体重を10~12キロ増やすようにアドバイスを受けた。一般的な解説より、目標体重増加量が多い。それだけ痩せているということだ(BMI14.6)。驚いたことに、カルテと少しの問診で拒食症(神経性無食欲症・摂食障害)の傾向があることを見抜いた。本来は心療内科・精神科に通い、拒食症を治療してから妊娠するべきだったが、今さら言っても仕方がない、ダイエットを考えずに、体重を増やさないと自然分娩は難しいと示唆された。

一つだけ、間違っている。自分の摂食障害は、痩せ願望ではなく、胃下垂が原因と思われる胃腸の不快感(リアルな症状)と、嘔吐・吐気恐怖、節約マインド(出費恐怖)によるところが大きい。トラウマの原因は、亡き父と過去の経験にあり、損害賠償を請求しても認められる可能性は低く、完全な解消は難しいだろう。金銭面に関しては、収入が大幅に増えるか、高額宝くじに当選すれば解決する。医師には、「つわりによる不快感、味覚異常がひどくて今は食べられない。治ったら食べるようにする」と答え、その後、以前より極力食べるように試みたが、結果は、便秘と食後の不快感が増しただけだった……。

つわりに関しては、胃腸関連の不快感が「なくなった」と感じたらまとめて書き起こすつもり。医師は、この時点で、「あと、2、3週間も経てば、つわりは収まるだろう」と言ったが、現時点で収まっていない。便秘に関しては、処方されたマグラックス(酸化マグネシウム)を服用することで若干解消したが、不快感はむしろ強まり、妊娠前にもっと、好きなものをいろいろ食べておけばよかったと後悔した。倹約のため、食費を真っ先に削った自分を悔やむ。

 

2014年6月7日(土):妊娠15週目/自費診療1000円+補助券(妊婦健診第3回)

妊娠後、初めて副医院長の診察を受けた。エコーで週数相応に育っている胎児を確認した後、仕事の内容と勤務状況を質問され、現状の状態から、勤務時間を短くし、平日週5日勤務のうちの1日、できれば中日の水曜日を在宅勤務にすることを勧められた。自覚はなかったが、腹部が張っており、安定期に入ってからも無理を続けると、早産のリスクが高まるという。早産は母子にともに負担が大きく、病院にとってもリスク要因だろう。場所柄、東京都心に勤務する女性は多く、その人達には、通勤や仕事の負担を軽減するため、「水曜休み」を薦めているそうだ。

今の仕事はプレッシャーが大きい(だからストレスを感じる)という指摘を受けて、ハッとした。そういわれれば、その通りかもしれない。次の診察までに、上長や社長などと話し合って、勤務状況をどうするか決めると答え、必要ならば次回、診断書を出してもらうことになった。

一言でいえば、痩せすぎ、働き過ぎ。お腹の張りは、痩せ体型にあるようだ。一般的に、安定期に入ったら適度な運動を行うよう指導されるらしいが、質問したところ、通勤で歩く距離、1日10分程度(往復20分)の徒歩で十分だと言われた。しかし、現状の運動量では、運動不足だと感じ、買い物やイレギュラーな仕事のため、たくさん歩いた日のほうが調子がいい。姿勢が悪く、疲れやすい。もともと不眠傾向だったが、妊娠後、ますますひどくなった。疲れていても、仕事の締切に追われれば、没頭できる。やり遂げたあと、強烈な疲労感に襲われ、後悔する。さて、どうすればいいのだろうか。

ふと思った。水曜日のレディースディは、妊娠や病気療養のため、「水曜休み」を医師から指示された人をターゲットに始まったものかもしれない。身体的に5日間の連続勤務は負担が大きいそうだ。この説が正しいなら、フレキシブルな在宅勤務制度が認められれば、誰もがストレスを感じず、健康的に生活できるかもしれない。

 

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