名無し34歳の自分語り

妊娠~出産~子育てに関する備忘録です

産科は足りているのか

 

市内には、分娩を取り扱っている産婦人科は、2014年8月現在、4軒しかない。首都圏は、東京都心の一部エリアを除き、分娩施設不足のようだ。最近は、個人病院の産科廃止と、地域の中核病院の分娩取り扱い休止が多い。前者は医師の高齢化や人手不足、後者は地方や首都圏の郊外エリアに派遣していた医師の引き上げが要因だ。

 ●減る分娩施設 残った少数の産科に集中

これまで知らなかったが、地域の中核病院(総合病院)は、東京都心の大学病院から派遣されていた医師だけで運営しており、新規開業する都心の付属病院の人員を拡充するため、大学病院側が派遣取りやめを申し入れているという。地域格差、経済格差が顕著になり、地方や郊外在住者は不利益を被るようになってきた。書籍や雑誌、Webサイトなどに書かれている「自分に合った産み方・病院を探そう」という言葉が虚しく感じる。自宅周辺の数少ない施設から選ぶしかないからだ。

近隣の市も分娩を取り扱っている産婦人科少なく、県外を含め、別の市や区の病院に通うケースも多いようだ。自治体単位で発行している妊婦検診の補助券は、できれば全国、せめて都道府県単位で統一したほうがいいだろう。いくら未婚化・少子化が進み、実家に戻って産む里帰り出産も多いとはいえ、自宅周辺は、人口に比べ、分娩取扱施設・産科の医師の数が少なすぎる気がする。2007年発行の広報紙によると、市内に分娩を取り扱う医療機関は10院あり、市長(当時)は、近隣よより産科のベット数が多く、「安心して子どもを産める」とコメントしていた。しかし、7年の間に差し引き6病院が分娩の取り扱いをやめてしまった。産科(分娩施設)の減少は、保育園の待機児童ほど問題視されていないが、少子化の要因の一つではないだろうか。以前に比べて減ったとはいえ、まだ市内に産婦人科複数あり、選択する余地があった自分は、恵まれているほうだろう。

●ベビーカー選びは、小児科までの交通手段・距離で決めるといい!?

ベビーカー・チャイルドシートの購入にあたり、どのようなスタイルで外出するのか考え、それに合ったものを選ぶいいというアドバイスを読み、必ず受診する乳幼児健診・予防接種の実施場所について調べた。自分の母子手帳の記述を見た際の記憶から、指定された期日に市の保健センターで一括して受診するのかと思いきや、生後1か月の検診は出産した病院、生後4か月以降の検診や予防接種は、指定の小児科で受診するものらしい。

乳幼児向けの予防接種を実施している小児科は自宅周辺に複数あり、自動車を利用するなら選択肢はもっと多い。そのうちの一つは、子どもの頃におたふく風邪などで受診し、大人になってから2回ほど通院したことのある古くからある小児科だ。数年前、少子化で小児科が減っているという報道を頻繁に見聞きしたが、市内の場合、少ないとは思えない。内科や皮膚科など、複数の科を併設している個人病院(予防接種の実施なし)を含めると、むしろ乳幼児・児童の人口の割に多いように感じる。とりあえず、5つ程度に絞り、情報を集めようと思う。すでにざっと探したが、インターネット上では、あまり有益な口コミ情報は見つからなかった。

情報公開への熱心さとIT・最新医療に対する感度を測るため、Webサイトを運営している病院を評価したい。ただ、院長をはじめとするスタッフの顔写真や経歴、病院内の写真を見て失望し、避けてしまうこともある。しかも、評判のいい老舗の病院は、Webサイトがなかったり、Web1.0時代の古いレイアウトのままだったりする。逆にSEO対策を徹底的に行っている病院は怪しく、判断が難しい。さて、小中学校そばの女医(Webは最低限)、駅前(自宅寄り・Webあり)、駅前(アレルギーに定評)、老舗(通院経験あり・Webなし)、ウェブサイト充実(車必須)のうち、どこがいいだろうか。