名無し34歳の自分語り

妊娠~出産~子育てに関する備忘録です

自分の車が欲しい

話すと長くなるため、簡単に説明する。ずっと、実家の自動車を購入したディーラーで自分名義の普通車を欲しいと思っていた。振り返ると、消費税増税前は安く買うチャンスだったが、迷っているうちに過ぎてしまった。

実家の車の名義人だった父親が亡くなった後、母親(毒親)と揉めた結果、2010年以来、4年連続で母親名義の普通自動車(実家の車)と、夫名義の軽自動車の2台の自動車の任意保険料を支払っている。夫が車を購入するまでは、実家の車のすべての維持費を支払っていた。

確かに、車両本体と初年度の保険料は父親が出したが、10年以上経過し、もはや初期費用より維持費の総額のほうが多い。実家の車の所有権は私にあり、父本人も生前、私に譲ると話していたと主張したが、通らず、やむなく、実家の車は母親が相続することになった。その代わりとして、やむなくエコカー減税をフルに適用して、安い軽自動車を購入したが、車そのものの走りとディーラーの対応が気に入らず、あまり運転しなくなった。

5月末、母親に、ディーラーから新車買い替えの案内があった。結局、母は却下したが、代わりに私に話を持ってきた。オンライン見積もりの試算結果を見て、今年3月中に買い替えればよかったと後悔した。モデルチェンジ(性能アップ)と材料費の高騰、消費税増税が重なり、総支払額は30万以上増えていた。予算オーバー。どうなるのかわからない出産を控え、貯金を切り崩すわけにはいかず、泣く泣く諦めた。しかし、本音では「欲しい」。高額宝くじに当選するか、母親(正確には父親)の遺産を相続したら、真っ先に自動車を購入するためにディーラーに行くとダンナに言い放った。

●出産・子育てのために車を買い替える!?ーその発想はなかった

未練がましく検索していると、出産を前に、自動車を新規に購入したり、よりグレードの高い車種に買い替えたりするケースは少なくないようだ。その発想はまったくなかったので驚いた。あくまで個人的なこだわりから欲しかったからだ。しかも、子育て中は、チャイルドシートに座らせやすく、駐車場での事故の心配が少ない「スライド式ドア」の車種がオススメという。

自分もダンナも、高額の商品・サービスを購入・契約する際は、スペックとコストパフォーマンスを重視する。自動車の場合、燃費と本体価格、保険料や修理パーツの安さ、そしてデザイン。事故防止、運転のしやすさのため、小回りも重視する。ダンナは、内装や収納スペースの豊富さにもこだわっていた。軽自動車は、税金が安く、維持費は安く済むものの、普通車に比べ、あれほど「走り」が劣るとは、常用するまで気づかなかった。総合的なコストパフォーマンスは決してよくないと思う。ベストは、燃費のいい小型の普通車。モデルチェンジ前なら、本体価格は少しグレードの高い軽自動車より安いほどで、自動車税がもう少し下がればコストパフォーマンスはさらにアップする。軽自動車と普通車の自動車税の差は段階的に縮小するべきだろう。

スライド式ドアの普通車やミニバンは、割高感があり、まったくの検討外だった。車両本体の価格が高いにも関わらず、人気がなく、売却時に安値で買い叩かれるというイメージもある(調べていないので実際はわからない)。何より燃費が悪く、エコカー減税の恩恵が少ない。やはり性能面で積極的に買いたいとは思えないが、子育て中の人のリアルな口コミを見ると、一理あるかもしれないと思った。スライド式ドアを採用しながら、現時点での最高水準の燃費を達成した新たな車が発表されたら、ぜひ購入したい。おそらく技術的に難しいと思われるが、そんな”子育て世代向けの省エネ次世代カー”は、スペック重視派の買い替えニーズをつかめるはず。今は、将来の買い替えに備え、我慢するしかないかもしれない。待つうちに、ハイブリッドカーもガソリン車も、さらに性能が向上するだろう。

つわりがもっとも厳しかった妊娠8~10週目あたりは、運転する気が一切起きず、助手席に座っていても辛かった。普通車だったら揺れが少なく、不快感が軽減されていたかもしれないと思うと、いますぐ買い替えたい気もある。