名無し34歳の自分語り

妊娠~出産~子育てに関する備忘録です

なぜ、「はてなブログ」を選んだのか

 

はてなブログ」を選んだ理由は、「はてな」の影響を受けて、考え方が変わったから。

子どもをもつか、もたないか、真剣に考えるようになったきっかけは、社内で産休・育休を初めて取得した同僚の第二子の妊娠報告でした。実名と紐付いているブログ、Twitterで本音を書くわけには行かず、「はてな匿名ダイアリー」に書き込んだところ、多くのトラックバックやブックマークが付き、新たな気づきがありました。

・こうして少子化が進んでいく(2011年11月19日)

同時に、「はてな匿名ダイアリー」の影響力を大きさを知り、その後、頻繁に書き込むようになりました。とはいえ、50以上のブックマークは、このエントリと、その後、何気なく書き込んだ別ジャンルのエントリの2本だけですが、「匿名で書けば、ありのままの気持ちをインターネット上に書き残せる」と気づいたわけです。

はてなブックマーク」では、少子化・未婚化や非モテを問題視する記事や、育児・子育てに関する実用的なハウツーに関する記事が、頻繁にホットエントリー入りしています。特にこの1年、本数が増えている気がします。意識の高い一部の「はてな民」にとって、生物学的な生殖のリミットに近づきつつある今、結婚する/しない、子どもをもつ/もたないは、人生の最大の分かれ目として、興味・関心を持たざるを得ないのでしょう。自分もその一人として、「はてなブックマーク」経由で読んだ様々な記事や、注目されないまま流れていった「はてな匿名ダイアリー」の少子化関連の記事に影響され、今に至ります。「はてな」がなければ、少子化はそれほど問題だと思わず、子どもを欲しいとは思わなかったでしょう。

今の日本で、子どもは富裕層しか手に入れられない「贅沢品」です。収入に対し、教育費がかかりすぎるからです。母親に対する要求レベルも高すぎです。子育ては、夫婦ふたり、その両親を含めた家族、社会全体で取り組むべきにも関わらず、核家族では母親一人で奮闘せざるを得ません。

何度もシミュレーションした結果、首都圏の郊外在住・4年制大学卒にも関わらず、リーマン・ショック以降、年収は世代平均以下で昇給の見込みなし、という絶望的状況でも、一生涯、現状と同じ「フルタイム共稼ぎ」を続ければ、子ども一人くらいは何とか育てられると判明したため、あえてリスクを取る道を選びました。低年収×2の共稼ぎを5年近く続けてきたため、幸いにも貯金は世代平均を超えています。

・30代の平均年収(年収ラボ・国税庁民間給与実態統計調査」より)

女性の場合、子どもを産まない人生のほうが100倍ラクでしょう。何より、つわり・出産という身体的な負担がありません。男性の場合でも、子どもがいなければ、より自由です。経済的・身体的・精神的なリスクと、子どものいる生活のメリットを天秤にかけ、不妊治療を行うなど、積極的ではなく、あくまで自然に、成り行きに任せてみようと思い、試したところ、運よく、授かることができました

増田への書き込みから約3年、出産時の年齢は35歳。ある程度、下調べした上での「駆け込み」です。それでも、妊娠が判明してから初めて調べて知ったことも多く、事前のつわり軽減策や健康増進など、手遅れの部分もありました。個人的に疑問を感じる定説もあります。この「はてなブログ」では、当面、生涯一度きりのマタニティライフの記録として、自由に書いていきたいと思っています。