名無し34歳の自分語り

妊娠~出産~子育てに関する備忘録です

痩せすぎ、働き過ぎを指摘される

産婦人科の受診記録(妊婦健診)の続きです。初期から中期にかけ、トラブルが発生しなければ、診察の間隔は3週間に1回です。

 

2014年5月17日(土):妊娠12週目/自費診療+補助券(妊婦健診第2回)※便秘薬処方

初対面の非常勤の医師に、開口一番、「痩せ過ぎ」だと指摘された。現状より、出産までに体重を10~12キロ増やすようにアドバイスを受けた。一般的な解説より、目標体重増加量が多い。それだけ痩せているということだ(BMI14.6)。驚いたことに、カルテと少しの問診で拒食症(神経性無食欲症・摂食障害)の傾向があることを見抜いた。本来は心療内科・精神科に通い、拒食症を治療してから妊娠するべきだったが、今さら言っても仕方がない、ダイエットを考えずに、体重を増やさないと自然分娩は難しいと示唆された。

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「赤ちゃん本舗」閉店セールで買い物

 

妊娠判明直後に、地元の「赤ちゃん本舗」が閉店すると知った(2014年5月閉店)。閉店する直前に何度か店を訪れ、閉店セールで、下着など、5割引~3割引のアイテムをいくつか買った。実際に必要な時期になって使わない可能性が考えられるため、基本的なものに絞った。とにかく安い。

オープンから10年、地元のショッピングセンター(SC)の中核テナントとして、絶大な集客力を誇っていただけに残念だ。SC自体の閉店の噂が現実味を帯びてくる。市内に、他に大型マタニティ・ベビー用品専門店はなく、今後は、2駅先の駅直結ショッピングモール内の新店舗まで行かなくてはならない。ただ、幸いなことに、徒歩+電車で行く場合、自宅からの所用時間は、閉店した店舗と変わらない。店の規模は新店舗のほうが大きく、通勤定期を持っている間は、まったく問題ない。ただ、車で行く場合は、所用時間10~15分から40~60分程度に大幅に増えてしまう。

●「赤ちゃん本舗」の賢明なスクラップ&ビルド戦略

客足が減り、閑古鳥が鳴く前に、惜しまれつつも閉店し、近隣店舗に集約する。赤ちゃん本舗のスクラップ&ビルド戦略は、的確だと思った。自治体の関係者より、人口動向や商圏範囲をしっかり把握している。この10年間、地元の「赤ちゃん本舗」から徒歩5分~20分圏内に、80戸を超える規模の新築マンション、30戸程度の小規模マンションがいくつか建設された。中には、なかなか売れない不人気物件もあったが、「赤ちゃん本舗」がオープンした2004年竣工の新築マンションは、立地がよく、市内としては高額だったにも関わらず、竣工前に全戸完売していた。今になって気づいたが、このマンションに住むファミリーをターゲットに出店したのだろう。

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毒親の悩み

 

妊娠したら、誰にどのように伝えるべきか。

フィクションなどでは、夫に黙って病院に行き、診断結果を聞いた後、数日経ってから伝えて驚かすというシーンが多いが、自分の場合、妊娠検査薬の結果がわかった時点で伝え、一緒に産婦人科に行った。超音波検査の説明などをしてくれるので、できるだけ毎回、一緒に行ったほうがいいだろう。2人で診断結果や注意事項を聞くことで、勘違いを防ぐこともできる。

確か大学4年の時、母親に連れられ、生理不順のため、人生で初めて産婦人科(医院長死去のため、今は婦人科のみ)を受診した時、居心地が悪かったことを覚えている。土曜日だったため、何時間も待たされ、感じの悪い受付の「ザマス」に適当にあしらわれ、場違い感は極まりなかった。その時、ホルモン剤を処方され、服用したら、程なく、1年ほどなかった生理が来るようになった。人生で唯一、母親の判断に感謝している。

閑話休題。妊娠が判明し、胎嚢を確認した後、まずはダンナの両親に伝えた。二人目の孫になる。たまため所用のため、ダンナ一人で実家に行ったため、口頭で直接伝えた。出産予定日判明後、社長以外には伝えないで欲しいという要望込みで、直属の上司(未婚・同年齢男性)にメールで伝えた。一般的に「会社への報告は、安定期に入ってからが望ましいといわれている」と添え、待ってもらっている。しかし、今から営業職の男性や未婚女性の反応を考えると、頭が痛い。

 それ以上に悩ましいのは、実の母親だ。父は4年前に亡くなり、母は同じ市内の実家(分譲マンション)に一人で住んでいる。本家ブログにも顛末を記しているが、病人の介護を放棄した母と自分が父の寿命を縮めてしまった。適切にフォローしていれば、今も存命だっただろう。自分は、父43歳、母32歳の時に生まれた。年齢差は約10歳。当時としては珍しい、年の差カップル・高齢出産にあたり、子ども心に老けた両親が嫌だった。母だけでも高齢で、髪の毛が薄かった父に至っては、よく祖父に間違えられた。

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出産予定日確定~初回妊婦検診まで

 

産婦人科の受診メモです。検診費用のまとめはこちら(予定)。

 

2014年3月17日頃:

寒気を感じる。

 

2014年3月21日(祝):

微熱が続き、寒気と疲れが取れないので、日帰り温泉に行くが、入浴中も改善せず、おかしいと気づく。その日はいつもより短い時間しか湯船に浸からなかった。

 

2014年3月22日(土):自費診療

早朝、妊娠検査薬を試す。人生5度目くらい(生理不順のため、以前にも試したことがあった)。くっきりと「陽性」を示すラインが表示され、慌てて近所の産婦人科に行ったが、前日が祝日だったため、非常に待たされた。診断結果は、「妊娠していることは間違いないが、胎嚢がまだ確認できないので、2週間以上、3週間に達しないうちに再度受診するように」「時期としては妊娠4週目くらいだろう」とのことだった。帰宅後、インターネットで検索したところ、胎嚢が確認できる時期まで待ってから受診したほうがよかったらしい。

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なぜ、「はてなブログ」を選んだのか

 

はてなブログ」を選んだ理由は、「はてな」の影響を受けて、考え方が変わったから。

子どもをもつか、もたないか、真剣に考えるようになったきっかけは、社内で産休・育休を初めて取得した同僚の第二子の妊娠報告でした。実名と紐付いているブログ、Twitterで本音を書くわけには行かず、「はてな匿名ダイアリー」に書き込んだところ、多くのトラックバックやブックマークが付き、新たな気づきがありました。

・こうして少子化が進んでいく(2011年11月19日)

同時に、「はてな匿名ダイアリー」の影響力を大きさを知り、その後、頻繁に書き込むようになりました。とはいえ、50以上のブックマークは、このエントリと、その後、何気なく書き込んだ別ジャンルのエントリの2本だけですが、「匿名で書けば、ありのままの気持ちをインターネット上に書き残せる」と気づいたわけです。

はてなブックマーク」では、少子化・未婚化や非モテを問題視する記事や、育児・子育てに関する実用的なハウツーに関する記事が、頻繁にホットエントリー入りしています。特にこの1年、本数が増えている気がします。意識の高い一部の「はてな民」にとって、生物学的な生殖のリミットに近づきつつある今、結婚する/しない、子どもをもつ/もたないは、人生の最大の分かれ目として、興味・関心を持たざるを得ないのでしょう。自分もその一人として、「はてなブックマーク」経由で読んだ様々な記事や、注目されないまま流れていった「はてな匿名ダイアリー」の少子化関連の記事に影響され、今に至ります。「はてな」がなければ、少子化はそれほど問題だと思わず、子どもを欲しいとは思わなかったでしょう。

今の日本で、子どもは富裕層しか手に入れられない「贅沢品」です。収入に対し、教育費がかかりすぎるからです。母親に対する要求レベルも高すぎです。子育ては、夫婦ふたり、その両親を含めた家族、社会全体で取り組むべきにも関わらず、核家族では母親一人で奮闘せざるを得ません。

何度もシミュレーションした結果、首都圏の郊外在住・4年制大学卒にも関わらず、リーマン・ショック以降、年収は世代平均以下で昇給の見込みなし、という絶望的状況でも、一生涯、現状と同じ「フルタイム共稼ぎ」を続ければ、子ども一人くらいは何とか育てられると判明したため、あえてリスクを取る道を選びました。低年収×2の共稼ぎを5年近く続けてきたため、幸いにも貯金は世代平均を超えています。

・30代の平均年収(年収ラボ・国税庁民間給与実態統計調査」より)

女性の場合、子どもを産まない人生のほうが100倍ラクでしょう。何より、つわり・出産という身体的な負担がありません。男性の場合でも、子どもがいなければ、より自由です。経済的・身体的・精神的なリスクと、子どものいる生活のメリットを天秤にかけ、不妊治療を行うなど、積極的ではなく、あくまで自然に、成り行きに任せてみようと思い、試したところ、運よく、授かることができました

増田への書き込みから約3年、出産時の年齢は35歳。ある程度、下調べした上での「駆け込み」です。それでも、妊娠が判明してから初めて調べて知ったことも多く、事前のつわり軽減策や健康増進など、手遅れの部分もありました。個人的に疑問を感じる定説もあります。この「はてなブログ」では、当面、生涯一度きりのマタニティライフの記録として、自由に書いていきたいと思っています。